韓へ侵攻をはじめ、ひとまずは無血で南陽一帯を手に入れることができた秦。次はいよいよ王都への侵攻が始まるのか。それとも、「蒙恬」VS「趙」と「王墳」VS「魏」の戦いが始まるのか?
気になるキングダムですが、本記事は809話の展開をまとめました。史実の内容が含まれるのでネタバレになりますが、先の展開を知りたい方はどうぞ本記事をご覧ください。
「キングダム」809話はいつ?ヤングジャンプ発売日を予想
キングダム809話は、休載等がなければ、予定通り9/5(木)発売の週刊ヤングジャンプ40号に掲載されるはずです。
無血で南陽一帯を手に入れた秦は、いよいよ王都へ侵攻します。しかし、次の大戦のために力を残す必要があるのですが、どのようにして王都を攻略していくのか・・・
「キングダム」前話(808話)の振り返り
- 南陽城へ入場!騰将軍は韓の民を安心させるためか、韓の旗を秦の旗と一緒に掲げるように指示。また城内での不祥事を厳禁として、初従軍の兵士は城外で野営するよう指示を出した。
- 韓王都「新鄭」への侵攻は保留。騰将軍より、「機が熟すまで待機」と指示が出た。その間、飛信隊と騰軍は、戸籍制度で無理やり集めた兵士を強化するため、練兵に入る。
- 騰将軍は、「新鄭攻略のカギは南陽にある」と発言。韓王都「新鄭」も、南陽と同じように無血開城を狙っている?そのために、まずは南陽の信頼を得ようとしているのか。
- 808話ラストで、南陽を統治する長官「剛京」が到着。どちらかと言うと暴政で、韓の民に対して強い言葉を発して統治しようとしているのだが、その様子を見た騰将軍は少し怒っている?
808話の展開について、簡単に上記にまとめました。詳しくは、こちらのをどうぞご覧ください。
さて、次の項からは809話の展開考察です。史実をもとにしているものもあるので、ネタバレにはご注意ください。
「キングダム」最新ネタバレ809話の展開考察【南陽を味方につけて王都も無血開城を狙う】
ここからは、809話で描かれると考えられる展開をまとめます。史実から読み解いた部分もありますが、809話は以下のような展開が描かれるのではないでしょうか。
- 秦軍16万は練兵に入る
- 南陽城主「龍安」の信頼を得る
- 王都へ無血開城を申し出る
- 「趙」と「魏」がいよいよ動き出す?
①秦軍16万は練兵に入る
兵力差から戦闘が起きないよう、秦は「飛信隊6万」、「騰10万」、「老人10万」の計26万で南陽へ攻め、結果的に南陽一帯を無血で手に入れることができました。ということは、いよいよ王都への侵攻・・・
ではなく、史実では韓侵攻から韓の降伏までに1年ほどあるので、さすがに今王都へ侵攻すると史実と合わなくなってきます。さすがに侵攻が早すぎます。
また、秦は次の「趙」との戦いを見越しており、損害は最小限にする必要があるのですが、王都には南陽一帯を守っていた7万近い兵力が無傷で向かいました。
戦わずして南陽一帯を得ることはできたものの、王都侵攻に関しては振出しに戻った状況で、何か策を施さなければかなりの損害を出してしまう王都侵攻になる可能性があります。
よって、王都侵攻はまだ実行せず、ここからは策を考える必要があるのですが、それまでに秦軍は何をするのか・・・それを考えるには、まずは状況を整理する必要があります。
改めてまとめると、当初は26万の軍でしたが、後軍10万は老人部隊ですでに解散済み。よって南陽一帯に陣取っているのは16万。この16万も戸籍制度で無理やりかき集めた兵力なので、これまでの展開でも描かれた通り行軍は遅いです。
以上より、王都侵攻が始まるまでは練兵をすると考えられます。策も大事ですが、その策を使う兵も重要。練兵により軍を強化するのも、被害を抑えるためには必要ですからね。
②南陽城主「龍安」の信頼を得る
今回の韓侵攻は、というより中華統一は侵略戦争ではなく、共存のための戦いです。ゆえに得た土地の民は、虐げてはいけません。恐怖心と憎しみを取り除き、「秦人」になってもらう必要があります。
しかし、侵攻してきた敵に対して恐怖心と憎しみを取り除くのは容易なことではありません。このあたりは「信」や「羌瘣」も不得意とするところかと思うので、ここは「騰」が活躍する場面ではないでしょうか。
相手の恐怖心と憎しみを取り除くには、「その城と民」の特性によって変わるのですが、例えば南陽城主「龍安」が暴君であれば、「龍安」の首を斬り民を解放すれば、解放者としての信頼を勝ち取ることができます。
しかし、南陽城主「龍安」は、民からの信頼が厚い人物でした。一人でも多くの民を助けるために、自分の首を差し出す覚悟もあり、民のことを第一に考える名君だったのです。
よって、南陽一帯を統治するために取れる選択肢は、「龍安の信頼を得る」以外にないのですが、「騰」は「龍安」の信頼を得るために、南陽一帯すべての民を、かなり丁重に扱うと考えられます。
南陽には最低限の食料しかないのですが、民が飢えないように秦の飯を与える。城内でのみだが、ある程度の自由を与える。住居も衣服も、もちろん奪わずに与える。侵攻される前と、できるだけ同じ日常を送らせるのです。
そうすれば、「龍安」は秦に対しての恐怖心はなくなり、斉王のように「秦になら中華の舵取りを任せてもいい」と考えを改めるようになるかもしれません。
③王都へ無血開城を申し出る
史実では、秦は王都へは10万の兵力で向かっているのですが、正直10万で王都圏の韓軍と戦っても勝ち目はない気がします。相手は弱小国とはいえ、洛亜完などの名将がいますから。
では、どのようにして王都へ侵攻するのか・・・ここで、「龍安」が出てくると考えています。「龍安」は、韓王都の文官たちも一目を置く名君でした。
そんな「龍安」が、「秦になら中華の舵取りを任せてもいい」と考えを改めるようになった場合、文官たちは何を思うのか。秦に「言わされている」と考える人もいるでしょうが、ひとまずはどういうことか話を聞くかと思います。
つまり、王都侵攻の際は、戦闘開始の前に、まずは「龍安を含めた秦」と「韓王、及び文官」の舌戦が繰り広げられると考えています。交渉が決裂すれば、そのまま戦闘開始だが・・・恐らく、王都も無血開城となるでしょうね。
④「趙」と「魏」がいよいよ動き出す?
一方そのころ、「趙」と「魏」は何をしているのか。ひとまずは両国ともに静観するとのことでしたが、韓が落とされようものなら大軍を起こして援軍に向かわすという手はずでした。
しかし、私が思うには、今回の韓侵攻はあまりにも早く決着がつくため、大軍を起こす暇もなく韓は陥落すると考えています。でなければ、「蒙恬」VS「趙」と「王墳」VS「魏」が戦うのですが、さすがに無傷ではすみません。
史実でも後世に名を残した「蒙恬」と「王墳」。二人の軍にも優秀な兵士がたくさんいるのですが、今失うわけには行きませんから、恐らく「蒙恬」VS「趙」と「王墳」VS「魏」の戦いは起きないと思われます。
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