「キングダム」番吾の戦い編!感想と考察総集編【ネタバレ注意】

「キングダム」番吾の戦い編!感想と考察総集編【ネタバレ注意】

キングダムには、史実として残った戦いがいくつか存在します。そのうちのひとつが番悟の戦いです。

この戦いは、正史として李牧の活躍が描かれています。ここでは、そんな番吾の戦いについてまとめていきましょう。

目次

「キングダム」番吾の戦い編!感想と考察総集編【ネタバレ注意】

ここからは時系列順に番吾の戦いについまとめていきます。

  • 一見平穏な秦国内
  • 番吾の戦い・開戦
  • 李牧の狙いは王翦
  • 王翦軍・絶体絶命

①一見平穏な秦国内

秦国内は、つかの間の平穏を享受していました。家を得た信は羌瘣にプロポーズをし、負けられないひとつ増えました。

さらに飛信隊のムードメーカーである尾倒が結婚し、秦国内は束の間の平穏ムードに包まれまれています。一方の李牧とカイネの仲も進行しつつありました。

②番吾の戦い・開戦

趙へと攻め、桓騎を失った秦でしたが、中華統一のためには必ず趙を突破しなければなりません。そこで秦軍は部隊を再編制し、再び趙へと向かうことにしました。

前哨戦の砦は1日で終わりますが、まだまだ気を抜けません。本格的に両軍が対峙しました。

戦いの部隊となるのは番吾。総大将となるのは王翦と楊端和。もちろん信たちも戦いに参加することになりました。

対する番吾で待ち受けるのは、李牧と司馬尚。

③李牧の狙いは王翦

信は逃げる李牧を追撃しますが、うまくいなされ続けてしまいます。その内、信は李牧の狙いが王翦の首にあることに気が付きます。

一方の本陣では、司馬尚はじめ、多くの武将が王翦を狙って突っ込んできました。王翦軍は奮闘しますが、徐々に押し込まれてしまいます。

④王翦軍・絶体絶命

龐煖にもひけを取らない武力を持つ司馬尚はじめ、圧倒的な強さを持つ趙軍の前に王翦軍は次々に倒れていきます。王翦自身も打つ手がなく、名のある武将もまた次々に倒れる死地です。

王賁とその部下の尽力でなんとか王翦と飛信隊は撤退に成功します。しかし、秦軍は完全に大敗。桓騎を失った戦に続いて、2連敗を喫することになりました。結局、王翦軍で生き残ったのは王翦・倉央・糸凌の3人とわずかな手勢のみです。

「キングダム」番吾の戦い編の見所と考察

ここからは、番吾の見所を振り返りつつ、そのシーンを考察していきます。

個人的に思う番吾の戦いの見所は4つです。

  • それぞれの負けられない理由
  • 青歌兵と司馬尚
  • 糸凌と倉央
  • 王翦の敗北

①それぞれの負けられない理由

番吾の戦い開戦前、秦軍・趙軍両名共に負けられない理由が展開されます。信のプロポーズに目が行きますが、李牧とカイネが両想いだとわかったのも見どころだと思いました。

戦争はお互いに事情があり、それぞれが負けられない理由を持っています。秦も、趙もそれは同じです。しかし、そんな負けられない戦いをぶつけ合わなければならないのが戦争です。

だからこそ、戦争は無くさなければならない、という嬴政の主張に説得力が生まれます。その根拠が明確に描かれたこのシーンは、今回のまとまりの中でもかなりの名シーンだと思いました。

②青歌兵と司馬尚

今回の戦いでは、趙軍の「隠し玉」として司馬尚とそれに付き従う兵・青歌兵たちが現れます。彼らはいわば独自の国を作り、戦乱から隠れて生きてきた強兵でした。彼らの戦いたくない、という切実な想いが爆発していたシーンは、かなりの名シーンだと思います。

特に、糸凌によって将軍のジ・アガが討たれたときの青歌兵の言葉は、戦争というものが本来どれほど民衆にとってつらいものなのかわかりました。その後、李牧が「自分たちが良ければいいのか、戦争をなくさなければ同じ想いをする人間がたくさんできる」という主張も眼がしらが熱くなりましたね。

こうして見ると、李牧の最終的に目指す方向と、嬴政の目指す方向は同じだと思いました。それでも戦わなければならないのが悲しいですね。

③糸凌と倉央

今回の話では、王翦軍でひときわ人間臭かった倉央と、糸凌が大活躍する話でした。糸凌とジ・アガの戦いはかなり見応えがあり、王翦軍の層の厚さを再確認できましたね。また、糸凌の過去が明かされたことで、この2人もまた負けられない理由があるのだと知れました。

この過去を読んだ上で、糸凌が死んだと思いこんで趙軍に投降する倉央のシーンを見ると、二人の絆の強さに涙が出てきます。敵味方両方に幸せになってほしいですが、きっとそうはならないのでしょうね。

④王翦の敗北

番吾の戦いでは、これまで無敗を誇っていた王翦軍が、致命的な敗北を経験することになります。この敗北シーンはとてもつらかったですが、確実に名シーンだと思います。次々と倒れていく王翦軍の武将たち、全力で王翦を逃がそうとして犠牲になる者たちが、とても美しかったです。

動揺していた王翦も、亜花綿の言葉に立ち直って啖呵を切るシーンも、彼のゆるぎない心根が見えてかっこよかたですね。そして、飛信隊や王翦の撤退をアシストした王賁の活躍も、次世代の目が見えました。

結果的には完全敗北だったものの、決して無駄には終わらない、次へと繋がる戦いだったのではないでしょうか。

「キングダム」番吾の戦い編まとめ

キングダム番吾の戦いでは、王翦が完全敗北するという衝撃的な話でした。

ここから、信たちは戦いで失った兵力の拡充と韓攻略を目指すことになります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次